想像の中に出てきたもの
どうしてこの瞬間、このことばに意識が反応したのかはわかりません。でもすぐに妄想スタート。想像した未来の中には、もちろん妻がいました。そのまわりを家族が囲んでいきました。さらに次から次へと、友達がやってきて、いつの間にか知らない人も含めて日本人でいっぱいになり、次にアジアの人、ヨーロッパの人、アフリカの人…。その時の僕の想像の中には、物理的な未来の姿ではなくて、次々に人の姿が出てきました。。。
「自分」という意識を拡げること
自分自身の未来を想像したつもりだったけれど、最終的には世界中の人を巻きこむことになってしまった想像上の未来。だけどそれは、すべてをひっくるめて間違いなく自分自身の未来でした。
ぼくの場合、「自分」という意識は物理的な自分と同じ範囲です。普通そうだよねぇ。だけど実は、「自分」っていう意識の範囲が大きい人ほど、基本的にはやさしく、強く、生きていける人なのではないでしょうか?
- たとえば、今まさにハイチ大地震の救済に全力で仕事をしているヒト
- たとえば、保育園がたりないぞ〜〜みたいに社会の何かを改善しようと奔走しているヒト
- たとえば、いじめっこの男の子から友達を救おうとする正義感の強い女の子
元気のない世の中に必要なのは、いままで「他人事」と思っていたことを、「自分事」として考える力です。そしてその力は「自分」っていう意識の範囲を少しでも広く捉えていくところからはじまるんだと思います。